1998/06/07 境水道 01:00-18:45
師匠と境水道へマゴチ狙いの偵察で出撃。
最初のポイントは過去に来た事の無い場所。
文字通りの偵察で、午前１時ごろにフィッシングスタート。
夜間はキス、スズキ狙いで、エサはチロリとアオムシ。
しかしアタリは遠く、キスの２０ｃｍくらいのがそれぞれ１、２匹来ただけ。
１時間半ほど仮眠して、午前４時半ごろから再開する。
朝マズメはマゴチのチャンス。
４本出した竿の内２本に塩イワシを付けて投げ込む。
しかし、これまたアタリが遠い。(^^;
時折キス仕掛けにアタリがあり、１３、４ｃｍのチャリコが釣れるくらい。余りにアタリも遠いんで、足元に何か居ないかとソフトルアータックルを取り出す。
すると、フックアップしないものの、早速バイトが有る。
暫らく狙い続けていると、ルアーを追いかけてくる魚影が。
よく見ると８ｃｍくらいのクジメ。
これじゃあ中々フックアップしない筈だ。f^_^;
早々に諦めて投げ釣りに本腰を入れる。が、やはりアタリは遠い．．．
空虚な時が過ぎて行く。
しかし、午前９時ごろ、余りにも芳しくないんで移動しようと言う相談をしていた矢先、わたしのマゴチ仕掛けの竿にアタリが！
大体マゴチは一気に竿先を引き倒して行くのだが、コンコン、コンコンと小刻みにアタリを出している。
マゴチじゃないのだろうかと半信半疑で竿を握り、少し引いて聞いてみると、ググ〜っと引き込んで行く。
ヨッシャ、とばかり竿を煽ってアワセを入れると乗った。
慎重に巻き上げて行き、獲物が姿を現わした。本命マゴチだ。(^^)
検寸してみると５５ｃｍ(56KB)。(^_^)v
実はこのマゴチ、投げではお初の魚なのであります。
また、塩イワシでの釣果もこれが初めて。
もう２年くらい師匠につれて行ってもらっているんですが、師匠や一緒に行った人には何かしら釣れるんですが、わたしには本命はおろか、外道すらサッパリ釣れなかったエサ＆魚なのであります。
だから、ダブルの喜びです。v(^o^)vさあこれは居るぞってんで力を入れます。
しか〜し、暫らくしてやって来た地元漁師の「ここら辺はドベ（泥）だから何もおりゃせんやろが」との一言で、一気に意気消沈。(^_^;
大体何処へ行っても漁師は似たようなことを言うものなのだが、そう言われれば思い当たる節が。
鉛が着底した時、糸フケを取るのに引っ張るとズルッと抜けるような感触がして変だなとは思っていた。
それにドベならキスも殆ど居ないのも納得できる。
確かに本命は居たが、ポイントの状況を考えると釣れたのは奇跡に近い。
アタリが遠い訳だってんで、一応本命の顔も見たんで午前１０時半にポイントを移動する。次は何処がいいかいなとツラツラ車を走らせて、何時も行く所へと向かっていると、途中で師匠の知り合いの方たちに出会い、情報をもらって教えられた港へと向かいます。
ここも来た事の無い場所。偵察には打って付けです。
早速竿を並べ、実釣開始。
わたしは初めて釣ってご機嫌なんで、もう何も釣れなくてもいいやとは思いつつも、３本の竿を３本とも塩イワシにしてアタリを待ちます。丁度昼が来たところなんで、昼飯を食べながら、マゴチを釣ったと言う達成感と眠気も少々有りポワ〜ンとしながら並んだ竿を見るともなしに見ていると、アタリが有った訳でもないのに、ふと１本の竿先に目が止まった。
ボ〜っとしながらそのまま見ていると竿先がググ〜っと引き込まれ、ドラグを緩めてあったスプールからラインが引き出される！
一気に正気に戻り、其れが自分の竿であることを認識して、竿の傍に駆け寄ろうとするが、師匠が車に行って居ないのを思い出し、タモを取りに行って駆け戻ります。
竿を手に取り、ドラグを締めて少し聞いてみるとまた少し持っていくんでアワセを入れてやると乗った！
慎重に巻き上げて行きます。
途中で何度か締め込み、その引きがマゴチであると判る。
しかし、そう大きくはなさそうだ。
そして、無事にタモに収まったのは４０ｃｍのマゴチ。本日２本目。(^_^)v
丁度師匠も戻ってきて、居るぞってんで竿を握る手にも力が入ります。アタリは続かないものの、エサ取りは居るようで、早い時には５分くらいでエサはボロボロ。中々良い感じ。
１０分から１５分間隔くらいでエサのチェックをして投げ替えます。
しかし、睡魔が襲ってきて１４時くらいからウトウト。
そうしていると、この場所を教えてくれた方たちが帰る途中に様子を見に来られ、暫らく歓談。
すると、１人の人がアタリだ！と言うんで、その方向を見ると竿先が引き込まれ、ラインが出ている。
これがまたもわたしの竿。
直ぐに駆け寄るが引きが止まってしまった。
アワそうか如何しようかと思っていると、その人が少しずつサビいて見ると良いと教えてくれたんで、言われる様に少しサビいて見ると一気に竿先が引き込まれる！
其処でグッとアワセを入れると良い重量感が伝わってくる。
首の振り方、引きの重さで朝方に釣ったくらいは有るサイズであると判る。
慎重に巻き上げ、教えてくれた方にタモ入れしてもらい取り込んだのは５０ｃｍのマゴチ。(^_^)v
なんと３本目。
今まで何度と無く釣行を繰り返し、全く釣れなかったのが嘘の様。
超の付くご機嫌です。(^o^)更に、その方たちが帰って暫らくして、またまたわたしの竿にアタリ。
しかし、これはアワセ損なってしまい乗らず。f^_^;
その後アタリは来ず、時間だけが過ぎて行く。
アタリの無い師匠は少し焦りの色が見える。
わたしはここまでのヒットが３時間おきに来ているんで、次は１８時ですよ、と冗談半分で言ったんですが、なんとその通り成るとは思いもよらなかった。
午後６時過ぎごろ、いよいよ撤収かと言うことで話をしていると、ついに師匠の竿にアタリが来た。
竿を持って慎重にアタリを聞く師匠。
おもむろにアワセを入れるんですが、ある一点から竿先の移動が止まり、固い師匠の竿が弧を描く。
デカイ。
師匠も当然それが判り、慎重にファイト。
何度かの締め込みを交わし、わたしがタモ入れをしてゲットしたのは、この日最大の６２ｃｍのマゴチ。
やはり６０超えるとグッと大きく見える。
流石は師匠、最後に締めてくれます。(^o^)この１本で丁度時間も来て、午後７時撤収。
感慨深い思いを胸に釣り場を後にしたのでした。